注:この記事は簿記を学び始めたばかりの人向け(超入門編)です!
「簿記の借方、貸方って何を書くんだっけ?」
「この借方と貸方、どっちに仕訳するんだっけ?」
…勉強し始めたころは悩むものです。
しかし、実は借方・貸方で悩んでしまう前に、勘定科目を覚える必要があります。
ここでは「負債」について解説します。
資産についての記事は下記リンクを参照してください。
負債勘定=自分の借金のこと
負債の勘定科目群は自分の借金や、後々払わなければならないお金のことを指します。
お金を持っていなかったため、友達にジュースを買ってもらい、後々払う約束をした…
これが「買掛金」勘定です。
実は負債に関する勘定科目は、日商簿記3級レベルではそんなに多く出てきません。
買掛金はほぼ必須ですが、ほかには下記のものが出題頻度が多いです。
覚えておくとよいでしょう。
負債勘定の仕訳の方法
次に負債勘定(買掛金や支払手形など)の記入の仕方を確認していきましょう。
負債勘定が増えた場合
買掛金や支払手形が増えた場合、仕訳では貸方(右側)に記入します。
例 | 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
○○ | ¥1,000 | 買掛金 | ¥1,000 |
借方(左側)の〇〇の部分に買掛金が増えた理由の勘定を書きます。
負債勘定が減った場合
買掛金や支払手形が減った場合、仕訳では借方(左側)に記入します。
例 | 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
買掛金 | ¥1,000 | ○○ | ¥1,000 |
貸方(右側)の〇〇の部分に買掛金が減った理由の勘定を書きます。
まとめ:負債とは「債務を負う」
まず導入とて、基本は「負債=借金」というイメージを持つとよいでしょう。
ただ、ある程度学習が進んで日商簿記3級の実践問題などになってくると、仮受金の処理などが登場します。
この仮受金は「とりあえず何のお金かわからないけど仮に受け取ってあるお金」というものです。
つまり「何のお金なのかが判明した」場合は減らさなければならない勘定科目となります。
負債とは「債務(支払う義務)を負う」こと、
つまり会社が借りているお金、あるいは一時的に預かっているお金など、いずれ支払わなければならないお金を指します。
学習が進むに連れて、「債務を負う」ということを意識してください。
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