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【簿記検定】初心者に向けて概要をやさしく解説

先日、友人との会話で「そろそろ簿記の資格を取りたいけど…難しそう」という話題になりました。

 

ともすけはもともと商業高校の出身なので、簿記の授業がたくさんあった関係でいろいろ知っていましたが…

まったく知らない人にしてみれば「そもそも簿記とは何?」というクエスチョンが浮かぶかと思います。

 

簿記は資格についてクローズアップされがちですが…

今回は簿記そのものについて、特に今まで関わったことのない人に向けてに解説してあります。

 

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この記事はで読めます

簿記とは何か?

簿記は簡単に言えばお金の動きを記録していくことです。

 

そういえば、そもそも「簿記」って、略語なんです。

 

えっ、略語だったのか…

とお思いの人もいらっしゃいますよね?

 

簿記の正式名称は「帳簿記入」です。

中央の二文字を取って、簿記と呼ばれています。

 

さて、帳簿記入と聞くとますます難しく感じる方もいるのではないでしょうか。

 

実はそんなに難しく考える必要はありません。

身近なものでは家計簿を例に出すとわかりやすいと思います。

 

・何かを買ったらお金が減った
→ 帳簿に記入

・お給料をもらってお金が増えた
→ 帳簿に記入

 

たったこれだけです。笑

家の中のお金の出入を記録するものが家計簿であって、

企業の中でお金の出入を記録していくのが簿記の内容になります。

 

簿記の資格を取得するために必要なもの

お金の出入を学ぶために必要なものは特にありません。

強いて言えば、使いやすい電卓があるとよいでしょう。

 

簿記の資格を取得するためには、小学生の計算力と高校生並みの国語力、あとはパズルを解くような感覚さえ持ち合わせていれば、誰がいつ学んでも大丈夫です。

 

高校の文理によって得意・不得意はあるか

よく「私、今まで文系クラスしか経験したことなくて…数字が出てくるけど大丈夫かなぁ…」と心配したり「僕は理系だからなんとかなる」と言ったり…

 

実は特に関係ありません。

高校で普通科出身の方だと文理選択を迫られ、結果として大学まで文系でした、理系でしたという方がいますが…

文系だから苦手になりやすいということもないですし、理系だから得意というわけでもありません。

 

経験者から言わせてもらうと、「難しそう」というフィルターを張ってしまった時点で、誰もが苦手になりやすくなってしまうものだと思います。

 

電卓をセットで勉強しないといけないのか

結論から言うと、電卓検定に合格しなければならないというわけではありません。

 

商業高校や資格専門学校では併せて電卓検定の取得を目指す場合があり、一緒に勉強することはあります。

あくまで簿記は簿記、電卓は電卓で分かれています。

 

しかし、簿記では計算を電卓を用いて行うことが大半で、しかも複数項目の足し算や利率計算などでも用います。

その場合、電卓を効率よく使いこなせるかがポイントとなるため、電卓の機能や使い方は覚えると良いでしょう。

 

 

なぜ「高校生並みの国語力」が必要なのか

簿記検定を受検する際に必出なのが「仕訳」という問題です。

この仕訳という問題は、文章題形式で出題され、なおかつ文章を読み取って適切な項目(勘定科目)を用いなければなりません。

 

一例ですが、同じような似た表現が多く使用されます。

現金を受け取った
= 現金勘定を使用

小切手を受け取った
= 現金勘定を使用

小切手を受け取って当座預金に預け入れた
= 当座預金勘定を使用

難しい言葉というより、文章を正確に読み取る理解力が求められるものとなります。

ちなみに、上記の小切手の振り出しについての解説記事はこちらから読めます。

 

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難易度は自分で決めてしまうもの

簿記を学び始めるのは、早くて高校生のときです。

私が高校時代に「国語や数学などの積み重ね教科と違って、みな同じスタートラインだ。だから得意にするのも苦手にするのも自分次第。」と先生がおっしゃっていたのが印象的でした。

 

たしかにその通りで、私は数学や英語などの主要五教科は苦手でしたが、簿記は得意にすることができました。

簿記はこれまでにだれも専門的に学んできたことがない科目なので、得意にするのも苦手にするのも自分次第だと思います。

 

簿記を学ぶことでものごとの考え方が変わる…かも

簿記を学んでいくと、一種のパズルを解くような感覚になってきます。

簿記は簡単に言うと収支がきちんとなされていくかが問題となり、計算をして差額が出てしまっていると収支が合わなくなってしまいます。

 

合わない場合どこで間違えているのか、もしくは、問題を解いている時に「この計算で本当に合っているのだろうか」とドキドキしながら最後の計算でぴったり合う、などパズル的な要素もあります。

 

それを繰り返し解いていくことで自分の力となり、資格となり、ものごとの考え方にもなります。

「なぜこうなっているのか」「効率よくやるためにはどうすればいいか」などの視点が身に付きます。

 

 

まとめ:スキルアップのためだけではない

資格の取得を目指す人が増えてきている中、簿記に興味を示す人もやはり一定数はいます。

しかし、実際にやったことがないから最初から諦めたり、自分には難しそうと敬遠したり、中には少しやって難しく感じてしまう人がいたりします。

 

やってみると案外おもしろく感じることもあれば、勉強なので難しいこともあり、意外な考え方が身に付くこともあるかもしれません。

 

まずは余計な先入観を持たずにやり始めてみてはいかがでしょうか?

 

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